①授業時間はしっかり確保されているか？

　　学習内容を説明したり質問に答えたりするには，当然ですがある程度の時間を必要とします。どんなに優秀な先生ができのよいテキストを使ったとしても，説明時間が短ければ，子供を理解させ納得させることは不可能です。まして昨今の新指導要領で分厚くなった教科書を教えることは困難を極めます。数学や理科の文章問題をなるべく丁寧に，また重要問題を数多く教えてあげたいものです。従って，塾を選ぶ際に重要な視点は，「授業時間数の多さ」が一つ挙げられると思います。

②１クラスの生徒数は何名か？ 

　　１人の先生が１クラスをみるわけですから，これは誰が考えても生徒の数は少ない方がいいということに異論のある人はいないと思います。先生の方から見れば，生徒が少なければ，１人ひとりの子供に目が行き届き，成績から性格までよく把握できます。また子供の方からも，気軽に質問ができ，勉強方法の相談など，先生から多くを学ぶことができます。

③塾に成績が上がった生徒はいるか？ 

　　これが塾の「実力」を知る一番分かりやすい指標ですが，一つ注意しなければならないことは，その塾に通っているできる子は，果たしてその塾で出来るようになったのか，それとも元々よくできた子がたまたまその塾に通っているだけなのかということです。その塾に通ってできるようになった子が多ければ，その塾は明らかに「成績を上げるためのノウハウ」を持っている「本物の塾」だということがいえます。
 
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